2015年12月19日(土)NHK Eテレ「ららら♪クラシック」。
チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」より〈花のワルツ〉を取り上げました。
再放送は2015年12月24日(木)10時25分~10時55分

チャイコフスキーの3大バレエ「白鳥の湖」「眠りの森の美女」「くるみ割り人形」。
番組ではバレエ版「くるみ割り人形」の映像の観ながらあらすじを紹介。
原作はドイツのE.T.A.ホフマンの童話『くるみ割り人形とねずみの王様』。アレクサンドル・デュマ・ペール(大デュマ)によるフランス語訳をもとにバレエの台本が作られた。
「くるみ割り人形」のバレエ初演のときの反響は微妙。観客の反応は悪くなかったが、批評家は酷評。台本が不出来で、前半はストーリーはわかるが振付が地味、後半は振付は華やかだが筋があやふや。次第にバレエは演じられなくなった。
しかしバレエより前に発表した「組曲版」は大成功。オーケストラの演目の定番となる。その人気のおかげでバレエ版も再演されるようになった。バレエの台本があいまいなので、各バレエ団が独自の演出・振付をするようになった。


番組の途中にある視聴者からの質問コーナー〈らららクエスチョン〉もバレエ関連の質問。
Q:バレエでつま先を外に向ける理由
A:前を向いたまま前後左右に動ける。
  観客に後ろを見せない、脚の動きがよく見える。



番組名:ららら♪クラシック「バレエを救った音楽の力 チャイコフスキーの“花のワルツ”」
チャンネル:NHK Eテレ(地上波放送)全国放送
放送日時:2015年12月19日(土) 21時30分~22時00分
ジャンル:音楽番組(クラシック教養)
※(再放送)2015年12月24日(木) 10時25分~10時55分

>クリスマスの名曲『くるみ割り人形』の中でも人気の高い「花のワルツ」。バレエ作品としてはいちど消えかけた『くるみ割り』が奇跡の復活をとげた経緯とは?名作復活の裏に秘めれた知られざるエピソードと、心に残るメロディーを生み出す作曲家のワザをご紹介。

▽出演者
司会:石田衣良、加羽沢美濃
ゲスト:つるの剛士
解説:村山久美子(舞踊評論家)
語り:服部伴蔵門
演奏:園田隆一郎(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)


ららら♪クラシック - NHK
(番組公式サイト)

ららら♪クラシック これまでの放送 - NHK
放送内容のダイジェスト。期間限定で演奏動画を公開。

「ららら♪クラシック」は、NHK Eテレ(教育テレビ)で放送されているクラシック音楽教養番組。
毎回クラシックの名曲を1曲とりあげ、クラシック初心者のゲストとトークしながら作曲者や作品の背景を知り音楽の魅力を探る。

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